祭典・行事

天下の奇祭 石上げ祭












石上げ祭は、「山の背くらべ」伝説にあるように、
昔ある信者が尾張冨士に登り願い事を石に記して祈願したときの事です。
その夢枕に御祭神「木花開耶姫命」が現れ、
尾張冨士が隣の本宮山より低いことを大いに嘆かれました。
そこで信者は、木曽川の清浄な石を拾い上げ、
山頂に積み上げましたところ不思議にも願いが叶ったとのこと…。

そのことが村から村へと伝わり、相次いで大石を奉納して
富貴長命、子孫繁栄、五穀豊穣を祈願したのが石上げ祭の始まりであります。

石上げの祭りの起源は「古くから…」と伝えられておりますが、
約160年程前の江戸時代、天保7年(1836)
「天保の大飢饉」の翌年の年から盛大になり、
最盛期は大正から昭和の時代前半にかけてであります。

またこの石上げ祭は、古来陰暦の6月1日に行われていましたが、
現在は毎年8月の第1日曜日に行われています。








夜になるとクライマックスの火振り神事が行われます。
幼児から成人までの男性が白装束、白鉢巻姿でたいまつを背負い頂上まで運び上げ、
参道の各所にもかがり火用の薪を高く積み上げ火を灯します。

 太くて長い荒縄の先に結わえた、大きなたいまつに火を付け、
グルグル振り回しながら、頂上の奥の院から麓の大宮浅間神社まで、
険しい山道を一気に駆け降りてくるという、勇壮な火祭り神事です。
近在近郷はもちろん、濃尾平野なかほどの一宮市からも遠望できる程の、
巨大なかがり火の灯りがあがります。

預け子大祭



尾張冨士大宮浅間神社の御祭神、「木花開耶姫命」さまは、焔が燃えさかる産屋にて3人の御子さま(火照命、火須勢理命、火々出見命)を安産されました。その後、御子さまたちは、「木花開耶姫命」さまのご加護を受けて健やかに成長されました。
そこで、この御神徳がいただけるように、子供の神さまの御子としてお預けし、よりいっそう厚いご加護を受けようとするのが「預け子」のならわしです。20歳なるまで神さまの預け子となり無事成長を祈願します。

1月(睦月)

元旦 歳旦祭

 

3日 元始祭

2月(如月)

11日 紀元祭・厄除祭

3月(弥生)

 

4月(卯月)

第一日曜日 太々御神楽大祭

 

29日 昭和祭

5月(皐月)

3日~5日 預け子大祭

 

第二日曜日 祈年祭・開山祭

6月(水無月)

 

7月(文月)

第三土曜日 夏越の神事(輪くぐり)

8月(葉月)

第一日曜日 石上げ祭

9月(長月)

 

10月(神無月)

26日 例祭

11月(霜月)

3日 明治祭

 

23日 新嘗祭

12月(師走)

23日 天長祭

 

31日 大祓式・除夜式




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